石勝線 夕張支線がついに廃止!

2019年3月31日をもって、石勝線夕張支線が廃止されました。私は、廃止の二日

前の3月31日に乗車した。いつもは1日5往復ですが、2019年3月16日(土)か

らラストランの3月31日(日)までの16日間に限り、3往復増便され、新夕張駅から

夕張駅は8往復の運転がされました。私を含め、たくさんの鉄道マニアの方や地元の方

が乗られていました。ちなみに私は帯広から新夕張まではスーパーとかち2号で向かい

ました。

 

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夕張線のキハ40の入線は早かったにもかかわらず、結局ドア扱いが行われるのは、出

発10分前だった。発車まで一時間ほどあるにもかかわらず、鉄道マニアの方々はいろ

いろな角度から、ラストランのヘッドマークを掲げたキハ40の2両編成を撮ってい

た。緑と白色はキハ40の700番代、青と白色はキハ40の350番代だ。本日は平

日のためは2両編成でしたが、土休日になるともう1両足されて、3両編成で運転され

る。

 

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まずざっくり夕張支線の歴史から説明する。

 

夕張支線はJR北海道新夕張駅から夕張を結ぶ16.1キロメートルの線路である。189

2年に夕張炭山で産出される石炭の輸送を目的として、北海道炭礦鉄道によって追分駅

から紅葉山駅、夕張間が開業した。紅葉山駅と言われてピンとこない人もいるかもしれ

ないが、今の新夕張駅のことである。その区間は今でも北海道炭礦鉄道の路線を線形改

良、安全強化して使われている。その当時は夕張線と呼ばれ、戦前から戦後、さらに経

済成長期も日本の産業に大きく影響を与え、石炭を輸送する路線としてとても重要な役

割を担ってきた。しかし、高度経済成長が過ぎ石炭産業の低迷とともに輸送量は激減す

る。石勝線が開業するとともに新夕張駅から夕張駅は石勝線の支線となった。

 

 

三両編成に約500人 乗車率は170パーセント近いの最終列車

 

ラストランとなった3月31日の車両編成編成は、夕張寄りからキハ40 354+キハ40 1780

+キハ40 1763の3両。最終列車は夕張19時28分発の追分行きだったが、追分からその

まま苫小牧まで臨時普通列車として運行されたため、9287D列車は実質的に苫小牧行と

なっていた。JR北海道ではラストラン前の混雑を予想し、折り返し列車の引き続きの乗

車を禁止し、夕張駅では各列車の乗車希望を駅前に集合させるかたちで乗車させ、安全

性を考慮するため、最終列車9287D列車の乗車定員を400名とした。しかし、乗車整

理をした結果、約500名の乗車が確認された。9287D列車は、苫小牧駅までの延長運

転を終え、ラストランが無事に終わった。

 

 

地元の交通 バス転換へ

 

JR北海道は、単独では維持が難しいとする13路線を2016年に発表し、夕張市は石勝

線夕張支線の線路の無償譲渡と、地元交通「バス」の運行にかかる費用の援助を求め、

JR北海道と、昨年三月合意した。このように自治体とJRが合意したのは初めてのこと

だ。JR北海道は石勝線夕張支線の廃止後、夕張市代替バスの費用を助成するとしてい

る。